株式会社イマジナ(東京都千代田区)は12月23日、人材育成と組織変革をテーマにした新書『共感価値の設計図』を発売しました。OECDのPISAでは日本は学力水準が高い一方、「学ぶことが将来に役立つ」と感じる生徒割合が加盟国平均を下回る傾向があるとし、課題意識を提示します。
同社は、米ギャラップ社調査で日本の従業員エンゲージメント率が約5%前後にとどまる点や、国内調査で「指示がなければ動けない」「失敗を恐れる若手が増えた」と感じる管理職が7割以上とのデータを引用。即戦力化を急ぐ「スキル教育」だけではなく、仕事や他者、自分に向き合う姿勢を育てる「人間力」教育が必要だと位置づけます。解決策として、理念を判断基準となる共通言語として機能させる「理念浸透」を軸に据え、20年以上・累計3,000社超の支援知見を基に体系化したモデルや事例を紹介するとしています。今後は、人的資本経営の文脈でも、理念を土台にした育成施策の実装が企業側に求められそうです。
source: PR TIMES
